「日本ボケ公園」のある新潟は東洋一の生産県、その中で秋葉区小須戸地区は、日本のボケの一大産地のひとつとして知られる地域です。
昭和40年代後半に、小須戸地域の生産者により接木栽培技術が確立したことから生産が拡大し、小須戸地域を中心に新津、白根の一帯で国内生産量の90%を生産し、質・量ともに全国1位の生産地となっています。 ボケは日本古来の野生品種(落葉低木)で、観賞用となったのは大正時代からと言われています。変化に富んだかわいい花木です。
ボケは日本の山野に自生しています。草ボケとかシドミとかナベワリとか言われていました。中国系のボケも古くから日本で育てられていました。 さて、ではボケってどんな花?
ボケの実とは、梅の花のような小花の後にできる黄色い香りのある果実です。疲労を回復させたり、咳止め効果がありますが、酸味と渋味が強く生で食べることができないため、ボケ酒やジャムにして食べることが一般的です。 開花した後、9 月から10月に香りのよい実を付けます。このボケの実は、直径5cmほどありジャガイモを大きくしたような形をしています。色は黄色く、実は硬いです。
※分類:バラ科ボケ属の落葉低木・原産地:東アジア
※「綺麗な花にはトゲがある」と言われているように、ボケにもとても鋭いトゲがあるので注意しましょう。